2020/04/28
講習会

操体法オンラインセミナー レポート(4/19) その1

当治療室では、従来 月一セミナー(日曜日開催 1回ごとの申し込み、単発参加、連続参加 可能)を行ってきました。
しかし、今回の新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、開催が困難な状況になってしまいました。

そこで、今後のことも見据えて、新しい試みとしてZOOMアプリを使用したオンラインセミナーを行いました。
今回は、初めての試みでしたので、事前に4月の講習会に申し込まれていた方々対象に、無料で行いました。

イベント自粛要請、専門学校など、教育機関も軒並み閉鎖の中、オンライン機能を活用した、ライブ配信 セミナーが盛んに行われています。
発信者も、情報の受け手も、まだまだこの機能に慣れていなくて試行錯誤の状態だと思います。

けれども、今後ネットを介したオンラインシステムは、イベント開催、教育事業やセミナーにとって必須のインフラとなっていくでしょう。

ただ からだに関するセミナーは、単なる情報発信だけでなく、実技が必要となってきます。
操体法は自分の動きを使ったものなので、セルフケア、エクササイズとしての指導、実習はある程度可能です。


<今回のセミナーのプログラム>
正坐位、跪坐位で
①事前の姿勢のチェック
②操法1を行った後のチェック
③操法2を行った後のチェック

操法は事前に動画資料として作成して、ご紹介しています。

チェック画像をスクリーンショットで保存、加工して、ご本人にも含めて、皆さんと共有、検討 評価
という作業を行いました。

Aさん

操法前>坐骨右重心 右肩下がり


操法1後>坐骨重心の左右差が少なくなっている 肩の上下差が減っている (服の皺で見るとわかりやすいですね)


操法2後>再度右肩が下がってる

操法2は首や肩に刺激が入るものでした。
やればよくなるという、評価だけでなく、適切でない刺激をいれると結果は悪くなるということも解説しました。
(この後、再度操法1を行ってバランスは良い状態に戻しておきました。)

オンラインで、動きを指導しながら、ただこれをやればよくなるという情報発信だけでなく
こうしたら、結果よくない、だからこの点は気をつけてね。
その場合は、こうして対処しましょう。
そんな、実践的なアドバイスが、そこそこオンラインでも可能だとわかりました。

Bさん

右坐骨重心 左肩下がり この写真ではわかりにくいのですが、左寛骨が後傾しています。

操法1後>左寛骨が起き上がり左肩が上がっている。

この方は、たぶん左の腎臓が少し下垂気味だったのだと思います。また、過去に左ひざの怪我の既往歴があります。
ですから、これだけではもちろん調整は足りませんが、
オンラインでも最低限の内臓バランスを予測した骨盤調整が可能だということがわかりました。


今回は、初めての試みでしたので様々な作業が試行錯誤でしたが、一方通行の情報発信ではなく
実際、ご自分で動きながら学んでいくことができる、オンラインセミナーのスタイルに、新しい可能性を感じました。
これも、自分の感覚を指標に動きを使った調整法、操体法ならではの可能性だと思います。

もうしばらく、試行でオンラインセミナーを行って、スタイルがある程度確立しましたら、
公開募集で、改めてオンラインセミナーの開催告知をしたいと思います。

どうぞ、お楽しみ!



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