2020/06/01
講習会

操体法オンラインセミナー レポート(5/30) その3



当治療室では、従来 月一セミナー(日曜日開催 1回ごとの申し込み、単発参加、連続参加 可能)を行ってきました。
しかし、今回の新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、開催が困難な状況になってしまいました。

そこで、今後のことも見据えて、新しい試みとしてZOOMアプリを使用したオンラインセミナーを無料で行いました。
これまで、4/19(日)5/10(日)と2回実施しました。

社会的には、およそ1か月半ぶりに5/25 緊急事態宣言が全国的に解除され、コロナ対応も第2ステージに入ったといわれています。
今回の試みオンラインセミナーも仕上げ最終回として、これまでの参加者対象に 5/30に第3回目を行いました。


<今回のセミナーのプログラム>
調整は主にうつ伏せの姿勢で行いました。

正坐位、跪坐位で
①事前の姿勢のチェック 1
②全員一緒に仰臥位の操法を行う>目的;全体の調整の前段階として骨盤、下部腰椎の調整 操法1
③伏臥位のチェック 2
④各自の姿勢、動きに対応して操法をアレンジして行う。操法2
⑤操法を行った後のチェック3

調整例


事前の姿勢のチェック >跪坐
・座骨重心>左側
・肩>左肩が下がり気味
・頸>左回旋ラク
・体幹のひねり>左回旋の動きで左腰に抵抗感

調整の目標>①右坐骨にも重心がのせられるようにする ②左腰の抵抗感を軽減する


伏臥位のチェック 2

両膝を曲げて、下腿を左右に倒してみる。
左に倒しやすい>左股関節;内旋 右股関節;外旋



股関節の開きを調整する。
膝、股関節を結んだラインの延長線上に左肩が来る角度に調整する。


伏臥位操法アレンジ
顔は、ラクな方に向ける>左側 同側手のひらも頬の脇に置く
右膝を少し床から浮かす>5秒ほど維持>脱力

*上げる高さ>殿筋に緊張が少し入るくらい。

調整の目標>①右坐骨にも重心がのせられるようにする
に対して効果が期待できる。



右に顔を向けても違和感がなくなったので今度は右に向けた姿勢で先の操法の逆を行う。
*上げる高さ>左腰部に緊張が少し入るくらい。

調整の目標> ②左腰の抵抗感を軽減する
に対して効果が期待できる。

今回は、オンラインセミナー3回シリーズの最終回としてより臨床的に、少し細かい調整をお伝えしました。
参加者の皆さんにとっては少し、難しかったかもしれませんが、

他の人の調整の時は、わかりにくかったが、自分の番になって実際動くとわかりやすく、効果も実感できた

との感想をいただきました。


今後は、定期的なプログラムとしてオンラインセミナー 
一般募集もしていきたいと思います。
一方通行の情報発信ではなく。実際動きながら体験していく
操体法ならではの可能性を広げていきたいと思います。
また、複数名参加のセミナーだけでなく、
実際のセルフケアとしての個別指導のオンラインプログラムもアップしてきたいと思います。

どうぞ、お楽しみ!

<おまけ>
うつ伏せで下腿を左右に倒す動きは操体法にもともとあるスタイルの一つです。
実際の調整例として
参考までに以前のセミナー動画の中からご紹介します。

うつ伏せカエル足前駆型




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