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健康なからだを作っていく大切なこととして操体法をまとめられた橋本敬三先生は
食事、呼吸、動作、想念
という4つのキーワードを掲げました。
1つ1つがそれぞれに深い分野ですが自分のからだを通していろいろ工夫したいものです。

ここではそれぞれのテーマに沿ってもう少しみてみたいと思います。

食 息 動 想

想

古武術の動きを通じて考える

身体操作を知るうえでとても参考になる武術系の動きなどを考えてみました。

様々なスポーツの分野などで今注目されているのが古武術の体さばきです。
「なんば歩き」ということばもどこかで耳にした方も多いと思います。

「蹴らない」「ひねらない」「支点を作らない」「からだを割って使う」など様々なキーワードを掲げ従来当たり前と思っていた動作の概念を大きく揺さぶってくれたのは、武術家の甲野善紀先生です。

私にとって先生の伝えようとしている動きを体得することはなかなか難しいのですが先生やお弟子さんの言葉や自分のからだで感じたことは、ふつう生活動作を行う上でも、バランスを整える操体法を行う上でも参考になることがあると思います。

目からうろこと思っていたことも実は私たちのからだにはじめから備わっている機能なのです。

出来ないのではなく使っていないので少し感性の扉がさび付いているだけだと思います。

自分のからだという未知で深い世界をもっと旅してみましょう。

ブログでも”稽古覚え書き”などで日々気が付いたことを書いています。

からだを割って使うということ

操体法を行っているとよく連動という言葉を使います。
重心、軸、支点という概念で動作をとらえることは運動学や力学では当たり前のことでしたが、武術家甲野善紀先生はそれらの概念をことごとく覆してしまいました。

よく先生は「からだを割って使う」と言われます。
武術の場合相手を想定した動きですから自分の動きが予想されてしまっては技が決まりにくいので予測されにくい動きの研究ということから生まれてきたものと思われます。

足場を確保して(軸足で蹴って)体をひねってうねらせて支点など、使えばてこの原理で効率よく力を発揮することが出来るようですが、動作が始まってから目的達成までの時間のロスやエネルギーのロスが大きいというのです。

ほぼ一瞬に技をきめようとするときの動きを先生は小魚の群が方向を変えるときの状況にたとえて説明します。
からだの様々な細かい部分が同時に仕事をするのでその動きは、思いの外早く力を出した感じがしません。

これだけ書くと訓練された特殊な動きのように思われますが、日常のなかでも私たちはもしかしたら無意識のうちに反射的に行っているのではないかと考えられるのです。

たとえばのどが渇いて机の上にある水の入ったコップを手で取ろうとしたとき、私たちは軸やひねりを意識しているでしょうか?
電車で立っていて揺れに対応出来ずよろけて反射的に体勢を取り直そうとしたとき、足をふんばっているでしょうか?

そして案外ぎっくり腰やからだを壊すときの動きというのも瞬間それらの動きが出現しからだがそれについていけずに起こるのかもしれません。

動きには連動で説明出来るものと出来ないものがあるということです。
ましてやその後者が原因でからだが壊れたとしたらそれに対応する処置は無意識レベルの動きということかもしれません。

もう1つからだを割って使う例えとして手軽に体験できるものをお教えしましょう。

それは3Dアートをみることです。左目と右目で別々の物を見る立体視のことです。目の動きも感覚を受容しコントロールするれっきとした動作です。

連動しない動きこれがコントロール出来たとき別の世界が見えてくることを実はもう多くの人が視覚を通じて体験しているのではないでしょうか?

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肩甲骨をとらえる

甲野先生が提唱されているような動きを練習しようとするとき、理論でなく具体的にどのように動けばいいのかということですが、そのネックとなるのが肩甲骨のコントロールです。

もちろん丹田のことや膝のコントロールとか課題はいっぱいあるのですが現代の日常の動作でとくに偏りがちな体幹上部の動きと関連があるので取り上げてみました。

私たちの普段の姿勢では肩関節のポジションが前面に偏りがちで肩甲骨自体は、横から見て前方回旋傾向(下角が体表に浮き気味)になっていることが多いです。

この姿勢から動作に入るのでより肩を前に入れ込むようにして力が入りやすいのです。

この動きは腰を使っていない上体だけの動きで肩関節は不安定で首や肩甲帯のこりや疲れが出やすいパターンです。

肩甲骨というのは普段意識に上がりにくく全体に持ち上がり気味で体幹に張り付いたように固まったようになりがちです。

無駄な力を抜いて下げ気味ぐらいにコントロールして仕事をしたいものです。


*実際に動いて 肩甲骨の動きを体感してみましょう*

仰向けに寝て片手づつ又は両手とも肘を伸ばして指先を天井に向けて伸ばしていく
このとき肩や指でなく肩甲骨から動くように意識してやる
(背骨から肩甲骨が離れていく動き)
この場合背中が床についているので肩甲骨の動きを意識しやすい。

仰向けに寝て両手の平を合わせる。合わせた手のひらを右にひねったり左にひねったりする。このときも肩甲骨から動くつもりでやる。

工夫としては、肘を曲げる角度をかえたり、指先の方向をかえたり顔の向きや足の置き場を変えたりすると自分らしい動きが出てきます。

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