症例集(さ行)

当治療室のブログ、治療室日記『症例集』に書いたものをまとめました。あなたのお辛い症状に当てはまるものがありましたら、

参考になさってくださいね。

  1. 子宮筋腫

  2. 生理痛

  3. 側弯症 NO,1 NO,2

子宮筋腫

20代の女性です。腰痛で見えられている方ですが、子宮筋腫もある方です。

この方の場合は辛いのは右腰のほうなのですが、観察しますと
力無く沈んだ感じがします。そして筋腫のある側は左です。
つまりこの腰痛は内臓からくるもので左に引っ張られて右が
辛くなってると思われます。

近年、女性のからだの不具合がいろいろ増えているようですが、
子宮筋腫のある方も多いことと思います。

ある程度の大きさであれば、特に支障はないのですが、
大きくなったり、数が増えると生理の時の出血量がふえて
心臓に負担が来たり、他の臓器を圧迫して辛くなったりしかねません。

子宮筋腫のできる状態とは自律神経で言えば
交感神経が優位のときです。

そして子宮をコントロールする自律神経は
主に腰椎の下の方から仙骨にかけてなのですが
交感神経支配と副交感支配の部位が隣り合ってる
ところでもあります。
仙骨も上部と下部では支配が違うので
調整を使い分けなくてはいけません。

川名操体治療室では近年増え続ける自律神経のアンバランスに
対して均整法をつかって対応しています。
均整法には神経系に対して様々な観察法や調整理論があります。

食事の工夫や。生活の見直しなどご自分でできる対策もあるのですが
お勤めをしていたり一人暮らしをしていたりするとなかなか難しいところも
あるのではないでしょうか?
川名操体治療室ではそんな方のためのお手伝いができるとことです。
ひとりで悩まないで、よかったら是非ご相談下さいね。

(2007/05/18)

このページのトップにもどる。

 

生理痛 むくみ(浮腫)

20代の女性の方です。
現在はやめておられますが、
生理痛がひどく、4年間低量ピルを服用されていたそうです。
ピルは適正な使い方をすると、生理痛に効果があり利用されている
かたも多いようです。ただ、やはり人によっては副作用も出るようで、
その方の場合は、むくみの症状が出ていました。

参考サイト
「ピルとのつきあい方」http://finedays.org/pill/index.html

けれどもそれは単に薬の影響だけでなく、やはりその方のむくみやすい
からだの状態もあると思います。

むくみやすい原因というのも色々あるのですが、
この方のバランスを診させて頂くと元々左利きなのを直された経緯があり、
なおかつ右肩が下がり気味なので、体幹に無理なひねりが入っています。
回旋型と左右型の混合型とみることもできますから、肝臓や右の腎臓に
ストレスが入りやすいバランスのようでした。

むくみの症状は水分代謝のアンバランスですから腎臓や心臓の機能低下が
考えられますが心臓は直接調整すると負担がかかりやすいのであまり
お勧めしません。そんなときは肝臓を調整すると門脈系の循環が改善されて
結果心臓のストレスが軽減されやすいようです。

この方も左胸椎3,4番外側が緊張していて心臓の影響も考えられましたが
肝臓をねらった調整により左肩周辺の緊張も和らぎました。

生理痛がひどいというのは自律神経のバランスが崩れて、
結果ホルモンバランスに影響が出ているということですから、
この場合は特に腰椎、仙骨の調整が大事になってきます。

全体の動きでは、趣味で卓球をなさっているので、
苦手なフォーム(無理な動きになりやすい)
を教えてもらい仰臥位で膝を立てた姿勢から、
ちょうど治療室に置いてあった団扇を
ラケットに見立てて(!)その動きを再現してみたら
左右の鼠経部、股関節の違和感のあるところに同時に
気持ちのいい刺激が入り調整につながりました。

スポーツのフォームはその方の力の入り方や姿勢を自然に
見つけやすく調整の流れも導きやすいのでご自分のからだの
観察等に是非試してみてくださいね、

(200710/11)

このページのトップにもどる。


 

側弯症(NO,1)

20代学生さん 女性の方です。

一番気になる症状は仙骨周囲の腰痛です。
講義での長時間の座り姿勢や歩行などで、左側の股関節や足が痛んだり、
しびれたりもするするそうです。

姿勢を観察させていただくと、左側僧帽筋の緊張タイプで
右肩上がり左重心の側弯症です。

そして左利きで、左にカバンを持つことが多いそうです。

側弯症の方は立位で片方の足に重心が偏り反対側の足で
立ちにくいという特徴があります。

この方の場合は左側重心で右骨盤が上がって前に巻き込んでいます。

側弯症の方は、からだが柔らかく、調整の刺激が通りやすいのですが、
もとに戻りやすいのが特徴です。

ですから、治療室での調整の効果を長持ちさせる為にも、
ご自分で出来る調整法をいくつか覚えておくことは、大事なことです。

操体法の基本操法の一つうつ伏せのカエル足が効果的ですが、
これもその方に合った使い方をしないと効果が出しにくいと思います。

この方の場合は力を入れると腰が反ってしまいやすいので、
お腹の下にクッションや枕をひいて始めから背中を丸くしやすい
状態にしておくとラクでしょう。

施術の時は、顔は左を向いて、膝は右足のほうを
引き上げるパターンがやりやすいかったです。

首の向きや、引き上げる足の楽な方向は、その時によって
変わるかもしれないので、毎回やる前に確認したほうが
よいでしょう。

あとは膝をある程度引き上げたら膝の内側でベッドを
押すようにすると自分が出した力がからだに反映しやすく
効果が出しやすいです。

背中を開くように動くと気持ちがいいと思うので、
肘を使って横方向を開き、
あごを引いて、尾骨を前に巻き込むようにして縦方向を
開くようにして試してみてくださいね、

ひとりでできる操体法
基本型その3、うつ伏せ(膝を曲げて脇へ引き上げる動き)

(2008/02/17)

このページのトップにもどる。

 

側弯症 (NO,2)


20代の女性です。

気になっていることは、
なかなか痩せない
からだのバランスが悪い
肩がこる、などです。

からだを観察させて頂くと、
軽い側弯症でした。

側弯症には、大きく分けて機能的脊柱側弯症と構築性脊柱側弯症があります。
機能的脊柱側弯症とは、、、、
        姿勢のアンバランスが主な原因ですからそれを解消すると 
        その症状は改善されます。
       
構築性脊柱側弯症とは、、、
        大多数が原因不明の特発性側弯症です。
        またその中でもよく治療室でお見受けするタイプは
        思春期側弯症といって11才以上に発症するもので発症の割合も高く  
        多くの場合女性です。    
        又、構築性脊柱側弯症は原因の如何を問わず完全な矯正は困難です。
        ただなおさらのこと、側弯の進行を防止し、
        現状をよりよい状態に保つためにもからだのメンテナンスが大切になってきます。 
       
この方の場合は年齢の割に傾斜の角度が小さいので
姿勢を整えていくなかでかなり症状を改善していける感じでした。

からだ全体のシルエットとして、上半身が大きく、下半身が小さい
左右の幅が狭く、前後の厚みがあるタイプです。

ところで、股関節を観察してみると、進化の歴史で四つ足から二足歩行になった経緯から
大腿骨の骨幹から斜め前方に枝を出しその先に骨頭が形作られています。
その骨頭が骨盤側の窪みにはまって股関節となるわけですが、

この方のタイプというのはその大腿骨骨幹から出ている枝の内側角
角度が標準より先天的に大きいようです。

両足が両脇から骨盤を挟み込むように体幹支える力が、その枝の内側角が大きいために
上の方に突き上げるように働きやすいので、からだのバランスが上の方が
大きい形になりやすいのでしょう。
ですから、痩せにくい、肩がこりやすいという症状になりやすいのだと思います。

試しに立って前屈動作をしていただくとこのタイプの方は、やりにくいのです。
そこで足を腰幅に開いて股関節の外側、大腿骨の大転子(左右に腰を振ったとき
体表から触れる出っ張り)の上端に親指を当てて大転子を中に押し込むように
左右に腰をゆっくり振ってもらいました。

すると股関節が安定して前屈動作がやりやすなりました。
股関節のバランスを図るセルフケアとしてとても重宝するので気になる方は
やってみてくださいね。

あと側弯症の方にお勧めなのは座ってやる調整法です。
両手を頭の上に組んで、からだを左右に捻ってやりにくい方から
やりやすい方に動く操法です。

バリエーションとして、細い棒を使うのも効果的です。
水平や斜めに背中に当たるように工夫してみてくださいね。

あと、側弯症の方は、どちらかの足に重さをかけやすく軸足になるのですが
どちらかの足で立ちにくいという特徴があります。

この方の場合は右足で立ちにくかったです。
自分の体調の目安としても大事なところなので観察の目安としてみて下さい。

そして、側弯症の方というのはからだの質が柔らかく力が入りにくい方が多いです。
この方の場合もそうでしたが調整した刺激の効果が出やすいのですが持続しにくいのが特徴です。

ですからセルフケアを続けて体調を管理をすることがより大切になってきますよね、
そして、また振り出しに戻らないように1ヶ月に一度位調整に来られるといい状態が
持続出来ると思います。

まずは、セルフケアを思い出して、試してみてくださいね

(2008/01/15)

このページのトップにもどる。

 

ホーム症例集(トップ)症例集(か行)症例集(さ行)>症例集(た行)>症例集(な行)>症例集(は行)症例集(ま行)