症例集(な行)

当治療室のブログ、治療室日記『症例集』に書いたものをまとめました。あなたのお辛い症状に当てはまるものがありましたら、

参考になさってくださいね。

  1. 寝違い

寝違い


30代男性の方です。

以前も背中が張るようで痛いということで、お見えになった方です。

背中は以前ほどではないけれど、今回は、寝違いということでお見えになりました。

原因は分からないけれど、朝起きたら、首になんとなく違和感があったのが、
だんだん痛くなったというような症状です。

姿勢を観察させていただきますと、
頸椎は、2番と6番に変位が見られ、右肩が随分下がっています。
又右足首を昔ひどく捻挫したそうで、動きが不自然です。
あと動作で左側に重さが入りやすいようです。

首の症状が一番おもてにありますが肩から背中にかけても緊張しています。
特に、胸郭の外側、脇の下あたりに硬結がありました。
これを肩甲骨周囲の筋肉、特に前鋸筋の緊張と考えて調整しました。

脇の下とか、肩甲骨と肋骨の間など普段意識に上がりにくいところですが、
呼吸や首肩の調整にとても有効なポイントです。

やはり時間をかけて作られた歪みのようですので内臓のほうにも緊張がありました。
首や肩の動きの悪さが内臓の緊張を調整すると改善することもよくあるんですよ。

ご自分でも出来る調整法としては、うつぶせのカエル足のパターンが有効です。
操体法の基本パターンはシンプルで数は少ないですが、からだの
動きの特徴をよく引き出すように工夫されたものです。

これをたたき台にして、ご自分の感覚を素直に聞き分けて無理の無いよう
気持ちよく動けたらいいのです。

ただ治る道筋というのがありますから、ご自分がどのような状態なのか
をちゃんと観察する視点も大事だと思います。
そして、その観察というのがご自分だけでは大変難しいのですよね。

なぜなら自分のことを外から眺めることが出来ないからです。
ですから、治療室の大事な役割はこの観察のお手伝いをすることだと思っています。

この方の場合はうつ伏せで骨盤をうまく方向づけることがポイントでした。
尾骨を巻き込むようにして、背中を丸くするようにするとよいでしょう。

引き上げる膝の角度で刺激の効くところがコントロール出来るので
色々試してみるとよいでしょう。

ひとりでできる操体法
基本型その3、うつ伏せ(膝を曲げて脇へ引き上げる動き)


(2008/02/18)

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