2022/01/29
講習会

【骨盤底筋バランス体操】1月オンラインセミナーレポート 




毎月第2 第4日曜日の朝開催しているオンライン朝活操体法セミナー
もともと骨盤調整をテーマにしていましたが、
今月は、より的を絞って 骨盤底筋にフォーカスしてお伝えしました。





【なぜ 骨盤底筋なのか】
骨盤底筋とは、
その名の通り 骨盤の下の部分 左右の坐骨と前面にある恥骨に挟めれた
エリアにある細かい複数の筋肉の総称、筋肉群です。
骨盤の底にあり、ハンモックのように内臓などの器官を下支えしています。

ただ、そこには、肛門 尿道口 女性の場合膣が開口していて、構造的に弱い部分があります。

出産によるダメージ、更年期以降の筋力の低下、姿勢性の内臓下垂などの影響で
頻尿 尿漏れ、子宮脱などの骨盤臓器脱 性機能障害
骨盤の中にある慢性的な痛み
 痔、便秘 肩こり 頭痛 など様々な不調の原因となりやすいところです。

また、特に日本では、社会的に文化的に骨盤底筋周囲をデリケートゾーンとして
おおっぴらに話題にすることは、恥ずかしいこと、触れてはいけないところとされてきました。
自分のからだの大切なエリアですが、いままでしっかしケアしにくかったところ、
しようと意識しにくかったところに着目してより快適なコンディションを目指します。



まずはセミナーで身につけたい目標を確認しました。

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【セミナーの目標】
①足底でしっかり床を踏めるようにする。
②横隔膜を円滑に働かせる。
③PFMを確実に動かす。
pelvic floor muscles>>骨盤底筋群



ターゲットの骨盤底筋ですが、単独で動くことはありません、
特に横隔膜とはユニットとして連携して働きます。

そしてしっかり動きをコントロールするならはじめは
支えとなるところや動きの起点を安定させておくことが大事です。
骨盤底筋の場合の支えの基本は足底です。

そもそも操体法では足元の安定にこだわっていますが、骨盤底筋も例外ではありません。
そして、細かい筋肉群で普段意識にあげていないところを
コントロールするので、当たり前ですが、確実にターゲットの部位が動かせていることが
大事です。

体表に近い、大きな筋肉 臀筋や腹直筋が発動しないような動きを目指します。

はじめは、分かりにくいと思います。
分かりにくくて正解です!
簡単、簡単、すぐできる できてると思った方は、多分その動き違っています!
その辺の、細かいニュアンスは、やはりはじめはどなたかにレクチャーしてもらった方が
早道かと思っています。

そういう意味でも、朝活もきちんと動きをお伝えすすることが大事なミッションと思っています。



【PFMコントロールのコツ】
①確実に動かす
②呼吸をうまく使う
③緊張と弛緩のコンビネーションを活用する

これも、まずは確実にターゲットの部位を動かすことですが、
呼吸をつかうと効率よく動かせます。
そして、意外と落とし穴が緊張のし過ぎ。

いきみのように不必要に腹圧を上げたり、内ももが緊張していたりと
トレーニングの頑張りすぎで無意識にバランスを崩してしまうこともあります。

操体法は緊張と弛緩のコンビネーションで調整する方法ですから
結果しなやかな動きの出来る筋肉の状態が作りやすいのです。




さて、それでは 操体法でどうしてからだは整うのでしょうか?
無理なく動いているだけなのになんで、バランスが整うのでしょうか?

実は、ハッキリとした仕組みはわかっていないのが実情です。
もちろん、いろいろな解説がないわけではありません。

ただ、どれも仮説の域を超えるだけのデータがなかなか作れないんです。
その中でも、からだの筋膜などの膜組織になにか
刺激を入れて変化させているという説も有力です。

からだの器官は、どれもむき出しでなく薄い膜につつまれています。
各筋肉や臓器を保護したり、お互いがぶつかって傷つかないように
滑りを良くすることが、その役割だといわれています。

その、滑り具合がわるいと血液などの循環が滞ったり、働きが
悪くなったりするわけです。

ですから、調整というのは、この膜組織の滑りをよくすること。
膜同士が癒着して滑りがわるくなっているところを
改善することともいえます。

操体法の刺激は、そのような調整にむいた方法ともいえるのです。

で、膜構造というのは入れ子のようにもなっているよ、というお話もしました。

発生、受精卵が細胞分裂して
組織や器官の分化の過程をみるとよく分かります。



入れ子構造 

で、そのモデルがマトリョシーカです。
大きいマトリョーシカの中に小さいマトリョーシカがいる。
でもその隙間に狭いところがある。
これが癒着のモデルなんですね(笑)

そして底の部分が骨盤底筋 ここのケアめっちゃ大事わけですよね!




ということで、骨盤底筋が大事なところでそのケアが健康維持のためには欠かせないよということは
分かったと思います。

ただ、骨盤底筋を観察したり調整することは、股を開くことになりますよね。
特に女性は歴史的に社会的に 文化的に股を開く行為は
恥ずかしいこと、そこは大事なところだから
触れてはいけないところとされてきました。
自分のからだの大切なエリアですが、いままでしっかしケアしにくかったところ、
だったんです。

で、そういえば乗馬でも西洋の婦人が長いドレスを着て乗るスタイル
股を閉じて乗る
横ノリというのがあったなと思ってググったら
なんと英国女王様の25歳のカッコいい画像がでてきました
より





でも、実は彼女はすごい馬乗りで、
こんなもっと素敵なお姿もありました!

しっかり動くなら、股はがっつり開かないとね!

より








1/23 みなさん、ご参加ありがとうございました!!

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