普段自分の感覚を観察する習慣がないとなかなか入り口が難しいかもしれませんね、でも大丈夫あなたの頭は判らなくとも、からだはちゃんと答えを知っています。
そこで操体法超初心者のあなた、いえもう操体法のファンだというあなたにも日常の習慣として組み込めるようひとりで出来る操体法の基本の型をお伝えします。
基本の型ですからもうこれ以上削れない核のようなスタイルです。
基本の型ですからここから無限に応用がききます。
型ですから最低限の決め事があります。
制約をつくることによってこの動きを行うことの目的、意味を探ってもらえたらと思います。
この先はどうぞご自由にご自分なりに感じ取って工夫してくださいね。
あなたの操体法の世界を広げるたたき台に使ってください。
どこが辛いのか、自分が気になるところ、改善したいところをイメージ(想定)してやると、効果を出しやすいし、効果を確認しやすい、すると毎日の積み重ねでからだの変化が実感しやすい→面白い→やる気が出る→毎日やる→効果が持続するというよい循環ができます︕
入浴直前、直後の飲酒、刺激が消えてしまいやすいです。
生理中は大丈夫です。
ゆっくり動いてみましょう。
倒した膝と反対側に顔を向けてみましょう。
倒した膝と反対側の肩を床から出来るだけ浮かさないようにしてみましょう。
ゆっくり動いてみましょう。
もう一度左右に膝を倒して、動きや感覚の変化を観察してみましょう。
*はじめの観察で左右差が判らなかったら両側ともそのまま倒せるところまで倒して操法として動いてみましょう。
*倒しにくかった方が前よりやりやすくなっていたらそちらの側も動いておきましょう。
ゆっくり動いてみましょう。
踵をつきだすときアキレス腱や膝の裏をしっかり引き延ばすようにして観察してみましょう。
骨盤から動き出すようにしてみましょう。(腰が反って、床から浮かないように注意しましょう)
ゆっくり動いてみましょう。
もう一度左右に膝を倒して、動きや感覚の変化を観察してみましょう。
*はじめの観察で左右差が判らなかったら両側ともそのまま踵を伸ばして操法として動いてみましょう。
*伸ばしにくかった方が前よりやりやすくなっていたらそちらの側も動いておきましょう。
ゆっくりと動いてみましょう、引き上げる側の足首を反らすと上げやすいですよ。
伸ばしている側の足首も反らして足指で床を蹴るような形にすると支えが作りやすいですよ。
*引き上げにくい方が前よりやりやすくなっていたらそちらの側も動いておきましょう。
右足を元の位置にもどし、今度は左足前で同じような要領でやる。
point1
膝が足先より前に出ない程度に曲げます。(ピンク︓ダメな例)
point2
足先の方向と太ももの方向は並行に。(ピンク︓ダメな例)(青︓正解)
この、調整法の一番のテーマは立位でのひざ位置、足の重心の置き方を感じながら自分の立ち位置を確認することです。
抗重力筋である肩甲骨周囲、背中側が使えるようになると、疲れにくい、長時間の仕事や運動に耐えられる、からだ使いができるようになります。
腕の場合は、肘を伸ばす側の動きが出来るようになると、肩や首に無理な力が入りにくくなります。
そして、片足を前に出した姿勢は、歩行や走りという動作につながるかたちですよね。そういう意味でもこの調整法は一見地味ですが、ここからからだ使いの工夫やヒントがいろいろ出てくると思います。
日常で当たり前にやっている姿勢や動作ですが、わたしたちは、癖があったり曖昧にやりすごしていて、もっといいからだ使いが出来るのに気が付かず、見ずごしているだけでなく、結果、疲れたり具合が悪くなったりしているのですね。
再度からだのポジショニングや動きを確認、イメージしたりすることで大脳皮質などに確かな刺激をあたえて自分が向かうべき方向、指標、運動回路をちゃんとつくることが出来てくるのです。
そして、ここが一番のコツですが、壁を押すという行為を目的意識としてしっかり持って押し続けてください。
当たり前のことですが、『動作』というものは本来目的があるものです。水を飲みたいからコップに手を伸ばす、遅刻しそうだから駅まで走る等など。
その目的をより効率的に行うために脳は『動作』をプログラムするのです。
からだの仕組みをうまく利用してより効果のでる調整をやっていきましょうね︕
ところで、このかたちどこかで見たことがありませんか︖
そう、操体法のうつ伏せでやるカエル足ですよね。操体法の基本操法はやっはり、奥が深いですね~
立ってできるので、日中、オフィスの片隅などでちょこっとやればそんなに怪しまれずにできるかもしれません︕
セルフケアのアイテムの一つに是非加えてみてくださいね
(仰向けで臍を覗き込むような姿勢で腹筋を少し緊張させた状態で観察します。)
①骨盤の下に枕をひく(骨盤高位)
②膝を抱えて両膝をつけたまま足先を開く。(股関節は内旋)
④背中を丸めて枕に骨盤を押し付ける。
ひとつでも当てはまる人は、是非試してみてください。
1
息を吐きながらお腹を凹ませる
(お臍を背中に近づける)
2
臍をみぞおちに引き上げるようにさらに息を吐く
(内臓が横隔膜のほうに引き上がり、背中の反っているところが丸く後ろに張り出す感じ)
3
2の状態をしばらく維持したあとお腹の力を緩めて自然な呼吸に戻す
4
2と3を1クールとして、2~3回繰り返す。
5
終わって立ち上がる前に一旦膝をもう少し曲げて腰を沈める。
6
後ろに引けている骨盤の位置を足元の真上に戻しつつゆっくりと立ち上がる。
こつ(骨盤を前に軽くスイングするようにする。膝は伸ばしきらない。)
期待できる効果
頸椎バランスの調整
椎骨、前側の靭帯の調整
ひとつでも当てはまる人は、是非試してみてください。
1
首を前後に動かして、緊張しやすい方向や場所を特定する。
2
いったん緊張や違和感の出る方向に首を向けておく。
3
親指で『オトガイ』に触れながら楽な方向にゆっくり動く。
4
軽く『オトガイ』を押す。首の違和感のあるポイントに圧がつながる、方向に首の位置を微調整する。
5
1
2
3
4
しばらく、その状態をキープして脱力。
力を入れすぎない、呼吸を止めない。のんびり、ゆっくりと試してみてくださいね︕
*図01、さらし握り方
*図02、さらし握り方
【参考図書】
アレルギー性鼻炎は輪ゴム1本でよくなる
田川 直樹 (著) リンダパブリッシャーズ (企画、編集)
さらしを使った操体法はこの2冊の本がヒントになっています。
さらし、輪ゴム、ヒモトレの紐の共通点は ”輪と強すぎない皮膚への接触圧”です。
無意識のからだのバランスシステムにスイッチを入れる道具を上手に使ってみましょうね︕
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