2018/12/18
講習会

操体法ワンデイセミナーレポート(8回シリーズ)第4回操体法ワンデイセミナー 重力との折り合いをつける。

月一セミナー(日曜日開催)8回シリーズ
1回ごとの申し込み、単発参加、連続参加 途中参加 可能です。

セミナーの全体のテーマは、「操体法の原理を探る。」です。

操体法と身体均整法の関係、橋本敬三先生と亀井進先生の交流(1967年~1975年)は以前から知れられているところですが、均整側の資料(講義録)の中に操体法について書かれている物があることは、均整法関係者以外にはあまり知られていない情報です。

橋本敬三先生がご自身としては、伝えていない操体法の原理原則を探る試みとして、今回は、膨大に残された均整法の資料の中から操体法に関連のある、講義録「運動系の基礎知識、原理」を一次資料としてテキストを作成、プログラムを組みました。





今回のテーマは、
般若身経02
  1;姿勢反射 姿勢制御 重力との折り合いをつける。
  2;立位の操体法 般若身経 を分析してみる。 

実技
骨盤バランスから観察 調整
>腹臥位(うつぶせ)カエル足 カエル前駆型


[般若身経](はんにゃしんきょう)
今回は、前回に続いて立位の操体法[般若身経] をたたき台に姿勢と動きの関係を探ってみました。
[般若身経] はシンプルな動きですが、 バランスの良い重心の置き方や負担の少ない動かし方のヒントが色々示されています。

ただこれは、重心調整健康体操のようなもの、実際に素直なからだの観察をすると
重心は人それぞれ、癖や偏りがあるものです。
操体法はそんな偏りや癖を受け入れて、なるべく逆らわないように誘導する調整法です。

からだの動きの観察のコツ
こんな観察の見方も、からだの捉え方の参考になると思います。

・固定点、支点 >動かないところ>動きが少ないところ
・動作点、作用点>動くところ>動きすぎるところ
この二つの観点から観察すると、調整するポイントも想定しやすくなると思います。

実技、操法では、
うつ伏せのカエル足のバリエーション をお伝えしました。

万病を治せる妙療法 橋本敬三著 農文協刊
口絵P43には、その効果について以下のように書かれています。



”骨盤が動いて変化するのがよくわかる。婦人科や泌尿器科の疾患に
よく効く。骨盤が動いてもとに正されると脊柱がひとりで動いてよくなる。
一つ一つの椎骨に局所的処理をしなくてもよくなる”

これは、おいしい操法ですね!
是非マスターしたくなりますね!

川名が実際お伝えしたパターンはこれに、腰椎5番の方向を観察、固定、操作して
より的確に操作するテクニックをお伝えしました。



骨盤の資料としてご紹介したのは
Diane Lee (著), Linda‐Joy Lee (著),
医歯薬出版; 第4版


【次回告知】
治療室行うセミナー 操体法ワンデイセミナー(日曜開催)8回シリーズ 
1回ごとの申し込み、単発参加、連続参加 途中参加 可能です。
少人数制なので、お申込みはお早めに!

第5回
2019年1月20日(日)
13:00~16:00


くわしくは こちらのページをご覧ください。





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