2020/03/29
講習会

【操体法定期セミナーレポート3月】背中の表情を読み取る操体法その3

月一セミナー(日曜日開催)
1回ごとの申し込み、単発参加、連続参加 可能です。

臨床家向けとうたっていますが、参加条件として、特に資格の有無等は問いません。
からだについて興味があり、操体法を通じてもっといろいろ知りたい、体験したい方、向けに行っています。
もちろん、現在のお仕事や将来に生かすため、スキルアップを目指している方も大歓迎です。

感覚重視で、とらえどころの難しい『操体法』ですが、からだの仕組みをうまく使ったものです。
健康法にとどまらず、臨床に使えるもの 結果の出せる調整法を身に着けることが、この講習会の目的です。
セミナー全体のテーマは、「操体法の原理を探る。」です。


今回のテーマ(3/15)は、『背中の表情を読み取る操体法』その3でした。
今回は、背中を3つのパーツに分けて観察、コントロールしてみました。




観察ポイント
坐骨
腰椎5番
胸椎12番
胸椎1番


立位、座位、仰臥位 (腹臥位)など様々な姿勢で、
3つのパーツの動き、バランスを総合的に評価、調整をするのですが、
これも、3つのパターンに分類できます。

①運動器バランスの影響からくる姿勢や動き
筋肉の緊張や骨格バランスによるもの、スポーツによる運動疲労 職業的姿勢 外傷

評価の仕方
様々な姿勢での観察で、重心側が同じで動きの傾向に一貫性がある

<モデル01>


立位 右重心 左肩上り 右回旋


座位 右座骨重心 右回旋
 
調整プラン
姿勢を変えても、右重心は変わらない。 右側に筋緊張が偏り、短縮傾向にある。
姿勢反射や伸張反射などを使った調整が有効




②自律神経系のバランスからくる姿勢や動き
内臓の緊張や視覚や聴覚など感覚器のコンディション、循環器のコンディションが影響

評価の仕方
様々な姿勢での観察で、重心側が違う、動きの傾向に一貫性がない

<モデル02>

立位 右足重心 左肩上り 右回旋


座位 左座骨重心 右回旋

調整プラン
座位で右座骨に体重がかからないのは、右側の内臓など内部環境の緊張が原因
脊髄神経反射など、神経の分節支配を利用した調整などが有効



③混合型>①と②の混合型 
運動器バランスが時間経過が長く、内臓など内部環境にも影響を与える可能性がある場合など 

評価の仕方
椎骨、上肢や下肢の特発性変位などが全体のバランスに影響 
例) 側弯症 へバーデン結節 オスグッド・シュラッター病など膝の変形 外反母趾など

<モデル03>

立位 左重心 左肩上り 右回旋

 
座位 左重心 右回旋

調整プラン
このモデルは本来右足重心タイプ。右に荷重がかからないのは膝の故障のため。
バランスの履歴を総合的に判断して、調整

セルフケアもそれぞれのケースに応じたアドバイスができるよう、
まずは自分のそしてお相手のパターンを読み解けるようにしたいですね。







実技は
基本操法の 膝うらの圧痛触診と足首の操法 膝倒し
座位での調整をご紹介しました。




座位 右胸郭コンタクトの調整(右回旋がやりやすい方の例)


座位 左胸郭コンタクトの調整(右回旋がやりやすい方の例)


座位 両腋窩コンタクトの調整(右回旋がやりやすい方の例)


【次回告知】

操体法ワンデイセミナー(日曜開催)
1回ごとの申し込み、単発参加、連続参加 途中参加 可能です。
少人数制なので、お申込みはお早めに!


4月のテーマは『足元から整える操体法』です。
操体法のだいご味、土台の足元からのアプローチで全身バランスを見据えた調整のシナリオ
をご紹介します。

・日時4/19(日) 13:00~16:00
・会場 川名操体治療室

2020年5月までの予定です。
・5/17

セルフケアの個人向けセッションも行っています。
基本スタイル
1回 1時間半 料金 10,000円
詳しくはお問い合わせフォームまたはお電話でお尋ねください。